野中ともそ「チェリー」

アメリカのサクランボの里で主人公の少年が、遠い親戚の70を過ぎたモリーに会う。奇抜な服装と行動、お婆さんとはかけ離れている話方に主人公は戸惑う。だが、しだいに彼女の求められていることをしたいという姿勢、限りない優しさ、楽しさ、悲しさに惹かれていく。それは年代の国もを超えて。この書を読むと読者はいろんな感じ方をすると思う。ただ共有すると思うことは、必ずモリーに親しみを持つだろうということ。植物動物を何より愛し、魔法のような料理の腕を振るい、目に見えない友と過ごす。ストーリーだけ見るとありえないと思うが、読むと理解できると思います。ぜひ一読を。

 

チェリー(ポプラ文庫)

チェリー(ポプラ文庫)

 

 

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