野中ともそ「チェリー」
アメリカのサクランボの里で主人公の少年が、遠い親戚の70を過ぎたモリーに会う。奇抜な服装と行動、お婆さんとはかけ離れている話方に主人公は戸惑う。だが、しだいに彼女の求められていることをしたいという姿勢、限りない優しさ、楽しさ、悲しさに惹かれていく。それは年代の国もを超えて。この書を読むと読者はいろんな感じ方をすると思う。ただ共有すると思うことは、必ずモリーに親しみを持つだろうということ。植物動物を何より愛し、魔法のような料理の腕を振るい、目に見えない友と過ごす。ストーリーだけ見るとありえないと思うが、読むと理解できると思います。ぜひ一読を。
これからの誕生日
ある女子高校生グループが、交通事故に巻き込まれ、一人を除いて亡くなってしまう。この小説は亡くなった者への悲しみとともに、生き残ってしまった者の、どうして私が助かって友は死んでしまったんだろうという感情を追求してゆく。外出にさえ罪悪感を感じてしまうほどに。様々な人からの視線で、語られ尾ひれ背びれが付き、憎まれ、好機の目で見られ。誰もが批判したがっている。彼らの世界観は狭いというのに、少女は傷つく。
この状況は思い当たる方は多いだろう。近年は死が近くなってきている。小説の少女は、少しづつ回復してゆく、一生、悪化、回復と続いてゆくだろう。でも、明るい方向へ受容していけばよいと思う。
お久しぶりです。
こんばんは。1年ぶりですね。この間他のサイトでずっと読書記録を付けていたのですが、投稿できる文字数が少なく、他者からのスターばかり気になってきてしましました。なので、この場を再び復活し、読書について、絵について、じっくりと語っていきたいと思います。
更新は休日になるので、空いてしまうときもございますが、あぁ。こいつまだ描いてるな、と遊びに来ていただけると幸いでございます
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